「色彩の科学×マーケティング」でデジタルサイネージをフル活用!
~人間の深層心理に隠れる色彩の科学~
多くの方が意識せずに影響を受けている「色」。
実は「色」は私たちの生活を華やかにするだけではなく、様々な用途で使用されています。
色で人々の安全を守る標識
車道や歩道で色々な標識を見かけますよね?
例えば…
これら実は目的別に色の使い分けがされています。
緊急性の高いイメージをもつ黄色や赤は命の危機、歩行者や車の安全、健康に危惧する可能性のあるリスクに対する標識であることが多いです。
逆に、青色や高速道路などによく用いられる緑は視認性が高いという性別額的なメリットもありますが、リラックス効果など心や気持ちを落ち着かせる作用のある色。そういった心理学観点からも道路標識で多く利用されている色は落ち着いて情報を取得できるものが選ばれています。
色の意味を意識しておしゃれ度アップ
ファッションにおいて色はとても重要な要素です。
メイクや服、アクセサリーや髪色までトータルコーディネートとしてのおしゃれを楽しむ方が多いように見受けられます。
色を上手く使いこなし、トレンドの色を取り入れたり、差し色で目立つ色をワンポイントだけ入れてみたりとファッション業界はめまぐるしく変化しています。
女性らしい、かわいらしいふんわりとたイメージを演出する際に使われるピンク。
洋服だけでなく、メイク用品や店の内装まで女性をメインターゲットとしたビジネスでは頻繁に見かける色ですよね。
清楚なイメージを持たせることができ、上品に演出することも出来るパステルカラーなどの淡い色。
デートの際など、自身をお淑やかで上品というイメージを持たれたい方にオススメです。
このように色彩心理学は多くの場面で利用されております。意識して色を使い分けることによって、モテ度・おしゃれ度がぐっとアップします!
医療業界で利用されるプラシーボ効果と色の関係性
プラシーボ効果(プラセボ効果)とはプラセボ(偽薬)を用いて思い込みを利用して治療を促進できる心理作用のことです。
不思議なことに薬自体には全くその病気に対して効果のある成分が含まれていないにもかかわらず、本気で効果があると思い込むだけで治ってしまうこともあるのです。
プラシーボ効果(プラセボ効果)によって効果があるだけでも驚きなのに、色によってさらにその効果が影響されるとなるとさらに驚きませんか?
実はアメリカの研究によると、暖色か寒色かによって薬の効きやすさに差がありました。
具体的には、
・暖色は気持ちを高ぶらせる効果のある興奮剤
・寒色は精神を落ち着ける効果のある抑制剤
に強く効果が現れたそうです。
※ただし、文化によって効果は異なる
私たちは薬の色に無意識のうちに影響を受けて、効果を強めたり弱めたりしているのかもしれませんね。
実は見え方が違う?男女の色の見え方
実は男女で色の見え方に違いがあるんじゃないかとずいぶん昔から言われています。
2012年には正式に男女で見える色が違うことが多いと論文が出ているほどです。
実験を行ったのはニューヨーク市立大学のアイブラモフ教授で、男性は女性と比べより長い波長の可視スペクトルを必要とするとのことでした。
※可視スペクトルとは紫外線と違って、人間が認識できる光や色の総称
アイブラモフ教授によると色は暖色であるほど波長が長くなるため、男性は女性よりも全体的に赤みがかって見えている可能性があるそうです。
さらに、色の識別においても女性の方が多くの色を認識することが出来ました。
また別の研究にはなりますが、個人差はあるものの女性は男性の4倍程度の色が見えているとの研究結果もあるほど。
一度、彼氏や男性のご家族などをコスメティック用品のリップコーナーでどの色が可愛いかな?と聞いてみましょう。
何色かは全く同じ色に見えている可能性が高いので、デートついでに是非お確かめください。
文化に違いによっても色の感じ方が違う?!
同じ色でも文化によって感じ方が違う色もあります。
日本では当たり前の色も違う国では全然違う印象を与える可能性があるのです。
日本では緑色は「エコ」「平和」「自然豊か」などのイメージが思い浮かぶと思いますが、実は中国では浮気や不貞行為のイメージになってしまいます。
さらに「清楚」「潔白」「神聖」なイメージを持つ白色も、アメリカでは「負け」「降参」「敗北」などのマイナスなイメージになっています。
今後、新型コロナウイルス感染症に伴う入国規制などが撤廃されるであろう未来を考えると、アウトバウンド向けに色も視野に入れて、マーケティングをする必要があるかもしれません。
色彩学による色別特徴
2003年にアメリカでは色彩心理学という新たな学問が生まれました。
比較的新しい学問ですので、論文も少なく、書籍などデータも足りていません。
アメリカでの調査ですので、アメリカ人を中心とした調査ではありますが、日本人も納得できる箇所も多くあると思います。
さらに色の直感的なイメージだけでなく、深層心理での感じ方も踏まえた結果ですので、もしかすると人間全般で共通する感覚である可能性もあります。
赤~Red~
・欲望
・力強さ
・興奮
・愛
・スピード
・怒り
黄~Yellow~
・能力
・幸せ
・手頃な価格
・低品質
緑~Green~
・美味しい
・妬み、嫉妬
・エコ
・健康
・お金
青~Blue~
・男性的
・能力
・高品質
・企業
・信用
ピンク~Pink~
・洗練された
・誠意
・女性的
紫・ヴァイオレット~Purple・Violet~
・権限
・洗練された
・力強さ
オレンジ~Orange~
・温かみ
・興奮
茶~Brown~
・頑丈
黒~Black~
・苦悩
・洗練された
・高級
・恐怖
白~White~
・幸せ
・誠意
・純粋さ
色の使い分けの例
スーパーのチラシは赤い色で書いてあることが多いですよね。
赤は人の目を引き、注目させるのに最適な色なのでぴったりです。
ただし、全て赤色で統一してしまうと最も伝えたいメッセージが薄れてしまう可能性もあります。
そのような時にはタイトルだ赤にしたり、重要な箇所だけ赤色にするなど色の入れ方にも工夫をしてみましょう。
森や生い茂る草原を連想させる緑は多くの方に自然を思い浮かべます。
健康的でフレッシュなイメージをもつ緑は飲食店で利用されることが多いです。
特に野菜の新鮮さを売りにしている、ヘルシー路線のお店などは緑色で積極的に健康なイメージを与えています。
白は幸せや純粋さを表現します。
実際、結婚式の美しい花嫁姿は純白のドレスですよね。
世界中の花嫁はウェディングドレスを身にまとい、洗練された永遠の愛や純粋さを表現してるのです。
NoviSignならお客様に合わせた色で表現することも可能
お客様の好みに合わせて様々な宣伝を行えるとしたらかなり効果もUPすると思いませんか?
NoviSignなら可能です。
NoviSignとパートナーシップ契約を結んでいる企業との連携により、カメラで認識した情報によってどの広告を出すか振り分けることが可能です。
下記、パートナーシップ契約を結んでいるSEEMETRIX社の技術とNoviSignを組み合わせたシュミレーション動画です。
動画の前半は導入や起動方法、後半が実際のデモシーンになっております。
※NoviSign本社によって作成された動画であり、NoviSign本社のチャンネル内で配信しております。
お問い合わせ等はNoviSign Japanまでお願い致します。
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