複数のディスプレイに映像を流して、表現の幅を広げる
デジタルサイネージを導入しているお店の中には上記の写真のようにディスプレイを複数繋げて、横長のディスプレイにしたり、2×2にして大きな1枚のディスプレイのようにしたりと様々な運用方法があります。
ただ、一般的にネットワークもしくはクラウド型サイネージではこのような複数ディスプレイの映像配信には向かないと言われています。
今回はNoviSignクラウド配信型デジタルサイネージを用いて、つながったディススプレイで映像を流す方法をお伝えします。
ディスプレイを繋げる方法
3連ディスプレイ、4連ディスプレイなどいろいろありますが、大きく分けると2つの接続方法があります。
デイジーチェーン
デイジーチェーンとはディスプレイ側の機能でコンテンツを複数に分割する機能のことです。NoviSign側では最終的に流したいコンテンツに合わせて1枚のクリエイティブを作成します。
例えば横並びに3つのディスプレイを並べて、3連ディスプレイを使いたい場合は3ディスプレイ分の比率のコンテンツを1枚作成して、デイジーチェーン機能でそれを3ディスプレイに引き延ばします。
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分配器
分配器を用いて1つのクリエイティブを複数画面に流すという方法があります。この場合、元のクリエイティブは1枚であり、それを分割し、複数のディスプレイに流します。
したがって、1枚だけクリエイティブを変えたいと言うことはできず、STBを増やして別々のディスプレイとして運用していただくか、1枚の横長コンテンツのその部分だけを変更し、コンテンツ丸々全てを読み込み直すかのどちらかになります。
※分配器もデイジーチェーンも、STBの利用数が1であればディスプレイの数に関係なく1ライセンスの請求になります。
注意点
デイジーチェーンや分配器など、コンテンツを分割して複数のディスプレイに対して映像を配信するときの注意点があります。
- STBが対応可能な解像度を確認しておくこと
ディスプレイが3、4台あり、それぞれに別の映像を流すように見せたとしてもSTB1台から流しているので、合計の解像度がSTBの解像度を超えてはいけません。
例えば、4K対応のSTBで4台のディスプレイに配信する場合は理論上1ディスプレイあたり1Kまでが限界です。(あくまで理論上なので、事前に確認を行なってください) - あくまでクリエイティブ1枚を分割
分割機能は複数のクリエイティブをそれぞれのディスプレイに配信する機能ではありません。1つのクリエイティブを再集計に合わせてシステムや機械によって分割する機能です。したがって、NoviSign Studio上では4:1や3:1など不自然なクリエイティブに見える可能性があります。
分割するメリット
もちろんメリットもあります。
まず1番は
タイミングがぴったり合う(あいやすい)こと
すべての映像を同時に切り替えたい場合、STB毎の多少の個体差やネットワーク環境、様々な要因により映像が場合によっては数秒ずれる場合があります。このずれをなくす方法として、STBを1台にしてしまうという方法があります。
もう1つは費用の削減
NoviSignのライセンスは1STBあたりの金額なので、分割することでライセンス費用を安く抑えることができます。
このように分割機能はメリットもデメリットも両方あります。
お客様の好みに応じて、お好きな方法でサイネージライフを進めていただけたらと思います。
NoviSignではどんなお客様にも快適にご利用いただけるように、NoviSign Studio(コンテンツの作成、管理、配信ができるブラウザ上のシステム)を改良しております。複雑さはなるべく無くし、シンプルにしながらも、機能に制限は設けていません。
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