NoviSignブログ~第10回 デジタルサイネージ導入時に重要なこと~
第9回でお伝えした、デジタルサイネージを活用するためには設置箇所・設置方法、ディスプレイサイズ(種類・サイズ)、サイネージに流すコンテンツ、サイネージシステムが必要ですよ、とお伝えしてきました。第10回ではこれらの必要なものを利用目的・利用シーンに応じて特に重要視するべきもとは何かを説明していきます。
これからご紹介していく内容は2021年12月に行ったNoviSignセミナーでもご紹介していますのでそちらの動画も是非ご覧ください。
セミナーアーカイブ動画→https://www.youtube.com/watch?v=kZ0IEu2YAGo
ブログ第9回はこちら→https://www.novisign.jp/blog/digitalsignage-seminar-blog9/
■デジタルサイネージの主な活用シーンと利用目的
現在デジタルサイネージが活用されている主なシーンは以下の通りです。
- 駅・電車・バスなどの公共交通機関
- ビルの上などの街中
- 市役所・コミュニティセンターなどの公共スペース
- 店舗・複合施設
- アミューズメントパーク
- その他(待合室・エレベーター・会社内など)
第1回~第8回のNoviSignブログでは4.店舗販促においてのデジタルサイネージ活用用法について説明していますので是非ご覧になて下さい!
これらの活用されている場所ではそれぞれのサイネージの利用目的が異なります。どのシーンでどのような目的でサイネージが使われているか見ていきましょう。
まず駅・電車・バスなどの公共交通機関、そして街中では広告での利用用途がメインとなります。つまりはインターネット広告やテレビCMと同じものを広告としてデジタルサイネージで発信しています。
公共スペーズでは広告に加え、地域の情報や地域住民に向けた情報を掲示して掲示板の代わりのように使用する情報発信の用途としても利用されています
店頭では販促目的での利用がメインとなり、ショッピングセンターなどの複合施設では販促目的に加え、館内のお知らせや近年では新型コロナウィルス感染症対策のための情報を発信する情報発信としての利用、アミューズメントパークではエンターテイメントとしての活用され、そして待合室やエレベーター、会社内では情報発信の用途がメインとなっています。これらの利用目的はメインの目的として多いものとして挙げていますので、待合室で広告を放映していたり、アミューズメントパークでお知らせなどの情報発信に活用されていたりという例もしばしば見かけられます。
今回こちらに挙げた利用シーンにより、広告・情報発信・販促・エンターテイメントと目的がことなることがお分かりいただけるかと思います。
では続いて、これらの利用目的においてサイネージに求めるものはなにか見ていきましょう。
広告 | 注目度 | 定時配信 | 監視システム |
---|---|---|---|
エンターテイメント | 注目度 | 新鮮さ | インタラクティブ性にマッチしたコンテンツ |
販売促進(店舗販促) | 注目度 | 配信したい情報とシステムのマッチ | 更新頻度 |
情報発信 | 配信したい情報とシステムのマッチ |
まず、広告を目的とした利用においては、広告主に効果を与えるため、サイネージを見てもらうことが最も重要となります。つまり広告を見てもらいやすい位置に設置する、さらに注目度が高くなるような施策を行い、そして広告主からお金をいただくことになりますので、確実に放映することさらに放映されてエビデンスも必要となるかとおもいますので、コンテンツを監視することが必要になります。
次にエンターテイメント目的の利用ですが、エンターテイメントでサイネージを利用する目的は広告配信もしくは来場者への新しい体験の提供や注目度による集客です。そのためサイネージには注目度、そして新しい体験を提供するため、さらに注目度を上げるための斬新さ、そして斬新さとマッチするコンテンツが必要となります。
続いて販売促進において求めるものはこちらも広告・エンターテイメントと同様にまずは注目度です。さらに販売促進が広告やエンターテイメントと異なる点は事前に決めているコンテンツ以外にSALE情報や期間限定情報を臨時で配信することがあります。また、店舗で利用している場合本社からの一括配信も重要です。よって注目度と同じくらい大切なのが、サイネージシステムと自分たちがやりたいこととのマッチ度です。そして、更新頻度を上げることも重要となります。この更新頻度については意外と皆さん重要視しませんが店舗販促においては非常に重要です。
最後に情報発信ですが、情報発信は広告・エンターテイメント・販売促進とはことなり注目度をあげることよりも正確に中身をつたえることが一番大切です。情報発信者つまりサイネージ利用者・そしてサイネージ設置場所により伝えたい情報は様々ですので、発信したい内容をしっかりと伝えられるサイネージシステムを選ぶことが重要です。販売促進とどうように伝えたい内容がしっかりと伝えられるシステムを選ぶことが最も重要となります。
■利用目的ごとにサイネージの導入時において重要な事
では先ほどの利用目的ごとに求めるものをサイネージを始めるときに考えなくてはいけない4つのこと「設置個所・ディスプレイのサイズや種類・コンテンツ・サイネージシステム」に当てはめてみます。
- 広告
- エンターテイメント
- 販売促進(店舗販促)
- 情報発信
- 設置箇所
- 設置箇所
- ディスプレイ
- サイネージシステム
- ディスプレイ(種類・サイズ)
- ディスプレイ(種類・サイズ)
- サイネージシステム
- 情報発信
- サイネージシステム
- サイネージシステム
- コンテンツ
- 情報発信
- 広告
- コンテンツ
- 販売促進(店舗販促)
- 情報発信
まず広告は先ほどもお伝えした通りサイネージを見てもらうことが最も重要となりますので見てもらいやすい場所に設置すること、つまり設置箇所、そして見てもらうためにはディスプレイのサイズも重要になりますのでディスプレイ、そしてしっかりと管理ができるシステムを使う必要があります。ですがコンテンツに関しては配信する内容が広告主から送られてきますので基本的には不要となります。
2つ目のエンターテイメントは広告同様注目度を上げるために設置箇所とディスプレイサイズが重要です。そして、顧客体験の提供や斬新さのためにコンテンツの内容もかなり重要となります。どのような施策をおこなうかによっても異なりますが、エンターテイメント向けのサイネージシステムはあまり多くありません。ですので最初の段階で施策にあったシステムを選ぶことが重要です。
そして販売促進においては設置箇所が限られているかと思いますので、設置箇所にあったディスプレイ、そしてコンテンツの内容が重要です。そしてさらにSALE情報や期間限定のお知らせを臨時に流すことや更新頻度を上げる工夫が行えるサイネージシステムを選ぶことも非常に重要です。
そして最後に情報発信ですが、先ほどもお伝えした通り伝えたい内容をしっかりと伝えられるようにすることが大切です。
ですので伝えたい内容をしっかりと伝えられるような使い勝手のいいサイネージシステムを使用することが重要となります。
今回は少し長くなってしまいましたが、それほどサイネージを活用するためには自分たちにの目的・やりたいことをしっかりと実現できるモノ(ディスプレイやサイネージシステム)が必要だということです。
次回はNoviSignの事例を織り交ぜながらデジタルサイネージを活用するために大切な事を纏めていきます!
次回もお楽しみに!
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